魔王学院の不適合者 1話「魔王学院の不適合者」補足説明・解説
おは亻プー! 亻プーだよ~ 亻プーことG.Gunnです。
今回は魔王学院についてより詳しく知りたい方に向けて、補足説明・解説記事を書いてみました。
魔公爵ゼペス・インドゥ登場シーン
かませ弟。†闇の炎†を生み出したが、その所作一つ一つに魔力が伴うアノスとは根本的に実力が違うため、まるでマッチの火かのように吹き消されてしまった。
なお魔法を行使する際、魔方陣が5つ出ているが、アノスは「5つも多重魔方陣を描いた割には火遊びにも劣る魔法」だと驚いた。
心臓の鼓動
先ほども言葉で相手を従わせていたが、アノスはその所作一つ一つに魔力が伴うため、例えば、喋るだけで、息をするだけで、心臓が鼓動するだけで雑魚を倒すことができる。逆に不便なのではないかと思うかもしれないが、アノスも原作ではこのとき、
「ふむ。しかし、参った。こう弱くては、迂闊にドキドキしたら、皆死んでしまうな」
と言って困っている。
<契約(ゼクト)>
<契約>の魔法は、絶対であり、お互いが調印することで成立する。この魔法を使用した者と、それに調印したものは(両者が同意して取り消さない限り)約束をたがえる事ができなくなるという魔法。今回は「強制の魔法を使わずにゼペスをギブアップさせられなければ、アノスがギブアップする」という内容の<契約>だった。
<蘇生(インガル)>
その名のとおり死者を蘇生させる魔法。魔王学院の世界観では、「根源」(後述)が残っている限り、死者を生き返らせることができる。よって「3秒ルール」は、魔王様のジョークである。(ただし、死んでから時間が経つほど蘇生時にリスクを伴うという設定があり、完全に冗談という訳でもない)
「根源」
少し違うが、わかりやすく言うと、魂のようなもの。
この時代では「根源」という概念が理解されていなかったと思われ、当然<蘇生>も知られていなかった。
「一生で死ぬのが一度だけだと思ったか?」
この「根源」をどうにかして潰さない限りは、<蘇生>によって何度でも蘇生が可能ということになる。
魔力測定
魔力水晶と呼ばれるクリスタルに触れると魔力を検知し、結果が大鏡に映し出されるというもの。3桁の魔力の者が続く中、ミーシャは10万を超えていた。アノスは魔力水晶が壊れるほどの魔力を持っており、0と表示されてしまった。魔力水晶が壊れるんだから、魔力が高いに決まってるじゃん、学院ガバガバかよ? と思うかもしれないが、そもそも魔力水晶は壊れないので、アノスの結果はそのまま0ということにになった。ミーシャだけは魔眼がいいので、アノスの強さを見抜いた。
<飛行(フレス)>と<転移(ガトム)>
<飛行>はその名のとおり空を飛ぶ魔法でこの時代にも存在する(ミーシャも「飛行魔法なら使える」と言っていた)。
<転移>は空間から空間へ一瞬で移動できる魔法。これは2000年前にも使い手が少なく、現代では失われた魔法ということになっているようだ。
アノスは生まれて一ヶ月
アニメでは2枚の止め絵のみで省略されているが、転生後、赤ちゃんとして産まれたアノスは、そのままの姿で目を見開き両親に名を名乗った後、<成長>の魔法で一瞬で成長したので、生後一ヶ月です。
キノコグラタン
転生前からのアノスの大好物。早とちりした両親に対し、ミーシャとの誤解を解こうとしたが、餌付けにより無効にされてしまった。
<創造建築(アイリス)>
その名の通り、物を創造したり建築する魔法。今回は闘技場のようなものが建築された。
魔大帝リオルグ・インドゥと皇族至上主義
この魔族の国・ディルヘイドは皇族・血統至上主義であり、魔族の血だけを継ぐ「純血」が皇族となる。一般的には皇族の方が実力が高く、それは魔王の血をより濃く継いでいるからだと考えられており、そしてそれがゼペス・リオルグ兄弟があんなに偉そうな理由でもある。ラストシーンで黒い服の人たち、白い服の人たちがそれぞれ映ったが、「純血」が黒服で「混血」が白服。
また、魔王は絶対とされる為、リオルグは、皇族を批判した上に魔王を騙っている(ように見えた)アノスがどうしても許せなかったようです。原作では、アノスもアノスで知らず知らずのうちに火に油を注ぐ発言を連発してリオルグを怒らせています。
「俺が俺のことを語ることが、なぜ俺の偉業を軽視したことになる?」
「なにがだ? 俺が俺だと言ったことか?」
「わからないな。お前の考えでは、転生した魔王が、自分が何者かわかっていないマヌケだということか?」
ちなみに皇族は優遇されているのでそもそも入学試験を受ける必要がなく、力を誇示したい人が受けたければ受けるシステムとなっている(冒頭の橋の辺りのモブの会話で少しそういうニュアンスの会話が聞こえる)。そのうえ、皇族であるゼペスは入学試験の対戦相手を選ぶことができるので、恐らく入り口で喧嘩売って返り討ちに遭いムカついたアノスを対戦相手として指名したと思われる。アレだけイキってアノスに喧嘩売って負けた上にわざわざ対戦相手に指名してイキって負けるゼペスくんがどれだけ愚かかわかって頂けたかと思います
魔眼(め)を凝らして
魔王学院には、魔眼にまつわるエピソードが結構あります。一つの鍵となる要素です。「物事の本質を見る」というのをこの世界風に言うと、「魔眼を凝らして深淵を見据える」といった言い回しになるわけです。
禁呪・起源魔法<魔黒雷帝(ジラスド)>
起源魔法とは、絶大な魔力を有する起源からその力を借りてくる、というもの。起源魔法を扱うなら、より古く、より強大な魔力を持っている存在から力を借りてくるのが定石とされ、リオルグは<魔黒雷帝>を使う際、暴虐の魔王から力を借りたが、起源魔法は魔力を借りた起源そのものに影響を与えることはできないので、アノスには当然効きませんでした。ちなみに起源魔法を開発したのも、アノスです。
ちなみに、原作ではこの作品の書籍版の出版社でもある「電撃文庫」のことをしばしば「魔黒雷帝文庫」と呼んでいます。
<腐死(イグルム)>
死人をゾンビとして蘇生する魔法。魔法をかけられた者は絶大な魔力を得るが、その代償として、殺されたときに抱いた憎悪に身を焦がし、癒えぬ傷の痛みに苛まれることになる。ミーシャ曰く、「鬼畜外道魔法」。これには皇族もドン引き。
魔王学院の不適合者
制服の腕章は、ミーシャが「多角形や芒星の頂点が増えるほど優良」と言っている通り。つまりアノスの十字は「不適合者」ということになる。これまで魔王の適性がないと判断された者はおらず、アノスは学院が始まって以来、初の「不適合者」である。
作品紹介記事もよろしくお願いします。
ちなみに原作ではゼペスとリオルグの出番はもうありません。
他にも要望があれば追記します。