魔王学院の不適合者 2話「破滅の魔女」補足説明・解説
おは亻プー! 亻プーだよ~ 亻プーことG.Gunnです。
今回も補足説明・解説記事を書きました。
1話はこちら
魔王学院の不適合者 1話「魔王学院の不適合者」補足説明・解説 - 語弊力のあるブログ
勇者カノン・大精霊レノ・創造神ミリティア
冒頭の2000年前の回想に居た人たち。
この世界には人族・魔族・精霊・神の4種族が存在しており、種族間で戦争をしていたが、それぞれの種族の実質的な代表が和睦のために集まった。アノスと話していたのが勇者カノン、緑髪の大きい方が大精霊レノ、小さい方が創造神ミリティアである。
<四界牆壁(ベノ・イエヴン)>
魔王アノスの命を賭した魔法。戦争を止めることを目的に力を解き放ち、4種族間を1000年隔てた魔法(壁)の名前。
魔王城(2000年前)と魔王学院(現在)
OPの最初(タイトルコールが出るところ)で2000年前→現在と時間が経過する描写がある。説明が省かれているが、2000年前の魔王城デルゾゲードがそのまま現在の魔王学院デルゾゲードになっているので、魔王様にとっては、勝手知ったる建物である。
暴虐の魔王アヴォス・ディルヘヴィアと魔王の適性
2000年前に人、精霊、神々すらも滅ぼした暴虐の魔王は、アノスとは名前も性格も全くの別人ということになっていた。またこの世界では”魔王は強力な魔族を器として転生してくる”と考えられているため、尚更アノスが俺が魔王だと言っても誰も信じなかったのである。そして、その「器」としての適性を測るのが入学試験後の適性検査だった。「始祖に思考や感情が近い程適正が高い」とされる適性検査の質問に、アノスは「アヴォス」ではなくアノス自身のことを答えたので、不適合と認定されたのである。
エミリア・ルードウェル
担任の先生。純血・皇族で、自身も例に漏れず純血絶対主義であり、アノスのことを良くと思っていない(理由をつけてアノスを退学させようとしたり、アノスが魔法陣を書き変えた後、ざわつくクラスを直ぐに静めている)。
<魔王軍(ガイズ)>
<
魔王軍 >は集団を率いて戦う際、全体の戦闘能力を底上げするための軍勢魔法である。少し変わった魔法なのだが、術者とその配下には、七つのクラスというものが与えられる。
魔王 。築城主 。魔導士 。治療士 。召喚士 。魔剣士 。呪術師 。
この七つにはそれぞれ魔法によって付与されるクラス特性が存在する。
たとえば、
築城主 は城やダンジョンを建築する創造魔法、防壁や魔法障壁を構築する反魔法に、魔法強化の恩恵が付与される。一方で武器魔法や攻撃魔法には、魔法弱化の効果を強制される。
このクラス特性を守る限り、集団での総合的な魔法力が向上するのが、<
魔王軍 >の魔法である。
術者は必ず
魔王 となり、配下の者たちに絶えず魔法効果を付与し続ける。また魔力を供給することも可能だ。
魔王 が死亡、あるいは魔力が枯渇すると、当然のことながら<魔王軍 >の魔法は維持することができず、魔法効果は消える。
魔王学院の不適合者(Web版)15話「<魔王軍(ガイズ)>の魔法」より引用。
破滅の魔女サーシャ・ネクロンと<破滅の魔眼>
より魔王に近い素質を持つとされる「混沌の世代」の一人でミーシャの姉。ミーシャとは違って黒服。<破滅の魔眼>という見たものを自壊させる特殊な魔眼を持つが、アノスには効かなかった。ちなみにアノスがサーシャを<破滅の魔眼>で睨み返す時、”少々生意気だった彼女の心”(原文ママ)を破壊した。「感情が昂ぶると自然に出てしまう」とミーシャが言っていたとおり、サーシャ自身にも完全には制御できない程の強力な魔眼である。
なぜミーシャは白服?
さあ? 来週わかるんじゃない?
<思念通信(リークス)>
言ってみればテレパシーみたいなもの。声に出さずとも、遠くに居ようとも意思疎通ができる便利魔法。しかしこの時代の<思念通信>の術式が2000年前と比べて低次元すぎたため、サーシャの班の<思念通信>はアノスに傍受されてしまった。
<獄炎殲滅砲(ジオ・グレイズ)>
サーシャの班の20人が完成させた、炎属性最上級魔法。実はこのときの成功率は2割程度しかなかった。
なお、2000年前は<獄炎殲滅砲>は1人でも使えるのが当然だったようだ。
炎属性魔法
炎属性魔法は、威力が強力な順に<獄炎殲滅砲>、<灼熱炎黒>、<魔炎>、<大熱火炎>、<火炎>である。
魔王様は地力が違うので、敵の<獄炎殲滅砲>を<火炎>で上回った。
他にも要望があれば追記します。