青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない映画雑記（ネタバレ有り）
「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」映画を遅ればせながら見てきたので雑記。ガッツリネタバレくん
原作未読。書き連ねただけなのでどっか間違ってたり時系列違ってたりするかも。
・牧之原さんと翔子さん
この作品の最初はなんやかんやあって翔子さんが咲太の家に居候することになるところから始まる。
妹の付き添いのために病院に来た咲太は、牧之原さんに出会い、「翔子さん」「牧之原さん」の2人が存在していることに気づく。「翔子さん」は自分が「牧之原さん」の未来から来た姿だと告げる。
・「頑張ったね」「ありがとう」「大好き」
これは咲太の言葉だったのか、翔子さんの言葉だったのか・・・
これに限らないけど翔子さんに出会った咲太と、牧之原さんのお見舞いに行った咲太。翔子さんに出会ったから今の咲太があるのか、お見舞いに行ったから翔子さんが居るのか。卵が先か鶏が先かというのは謎。
・牧之原さんが本音を吐露するシーン
「生きたい。何で私が・・・」
牧之原さん、 ずっといい子にしていたし、翔子さんだって優しすぎるくらいだ。それだけに心が痛かった。
・咲太がドナーカードを見つけて、「僕にできることはこれくらいだ」と言う。この時点で私は、咲太に「自分の命か、牧之原さんの命か」という2択が突きつけられる展開が来ることが予測できてしまい、頭を抱えてしまった。辛くて直視できなかった・・・
・2つの心臓
双葉は、牧之原さんには咲太の心臓が移殖されていると推測し、それは当たってしまう。二人が近づくと咲太の胸の傷が痛むのもその所為。翔子さんは、「咲太は12/24日、麻衣とのデートに向かう途中、交通事故に遭い脳死判定される。咲太の心臓を私に移殖することで私は助かった」と告げる。その未来を避け、咲太を助けるため、翔子さんは自ら別の場所へデートに誘ったのだった。
・翔子さんは凄いよ
本編中、咲太がなんて言ってたか忘れてしまった。翔子さんは凄い、凄すぎるだったっけ？イかれてるって言ってたっけ？そんなんじゃないかｗ（ちょっと忘れてしまった）
咲太が自己犠牲を選択することをわかっていて、敢えて別の行き先を伝え、自分が犠牲になるようにした。
・桜島麻衣も凄い
恐らく牧之原翔子の意図に気づき、また咲太が自ら助かり牧之原翔子を犠牲にする選択をしないことを看破し、やはり自らが犠牲になるようにした。結果的に咲太を助け、桜島麻衣は犠牲になる。
・麻衣さんが車にはねられるシーン
どうしても言いたい。エグい。ここまでやるか？と思った。
正直生々しすぎて引いたわ。エグかった。リアル
・過去に戻る
桜島麻衣を失った「自分の命か、牧之原さんの命かの選択をしたくなかった咲太」は、「大人になりたくなかった翔子さん」と同じ理屈で過去に戻れると"桜島麻衣から心臓を移殖された翔子さん"に聞く。「大人の梅ソーダ」を使い、今度は桜島麻衣を助けることを決断する。
・まず過去に行ったら、咲太のことが見える人を探せ
誰かに観測されるまで存在が確定していない咲太。アニメ本編を見ている人にはわかるが、桜島麻衣を追憶体験するかのような駅での行動。そして古賀朋絵の登場。ここ最初は「古賀朋絵は未来予知ができるから、駅で困る咲太の夢を見ることができた」のかと思ったがこれはミスリードで（自分が勝手にミスリードされただけだけど）、実際は改変前の世界も覚えている人が一部居るというものだった。
・咲太を助けることに成功する未来の咲太。助からない牧之原翔子
もう長くないと言われた牧之原さんが病院のベッドで咲太と相対する場面。牧之原さんは1度だけ咲太のことを「咲太くん」と呼ぶ。牧之原さんもまた、未来の存在だった。そして咲太は、自分たちが居る世界も、未来なのではないかと予測する。
・決断
咲太は双葉にこれを伝えるが、双葉は過去に戻ったとして、牧之原翔子が良くなるとも限らない。この未来も無かったことになるし、勿論同じ未来に辿り着ける保証はないと言う。それでも再び過去へ戻ると、咲太は決断する。今度は牧之原翔子が思春期症候群を発症しない未来にたどり着くために・・・
・再び過去へ
回想シーンはただ走馬灯のように流れているのかと思ったら逆時系列順になってて、今（＝未来）から過去（＝今）に戻っていくシーンなのかなと思った。
そして、新たな「今」では、プリントにたくさん将来の夢を書き連ねる牧之原翔子が・・・
・新たな「今」
七里ヶ浜で翔子さんと出会わなかった咲太はしかし、同じように学校に進学して麻衣さんと付き合っていて、同じように双葉や国見や古賀とも親しくしていた。変える前の過去を感覚的に覚えていたというのも影響したかもしれない。そして牧之原翔子が咲太の名前を呼んで終わる。
やっぱりハッピーエンドっていいよね。
あれ？なんか気づいたらかなりの量書いてるな
