小学生の頃、下校中に大事なものを落とした

小学生の頃、下校中にとっても大事なものを落としたことに、帰宅してから気付きました。

 

家から小学校までは真っ直ぐ歩いても、40分ほどの距離があります。そのうえ、ガキの頃ですから、いろんなところに寄り道しながら家まで歩いてきてるわけですね。


あまりにも捜索範囲が広いし、もう辺りは暗くなりかけているし、親には諦めろと言われたのですが、僕には本当に大事なもので、どうしても諦められなくて、懐中電灯片手に探しに行くことになりました。

 

通学路を辿りながら、寄り道した場所を遡ります。今ではアパートが建った空き地や、今では小学校が建った空き地。今では複数家が建った空き地。コンビニが建った空き地……(あれ、建物建ち過ぎでは?)


そして今ではコンクリートの道路になった小道に、それは落ちていたのです!!


もうすっかり真っ暗になった道に、懐中電灯の光を当てて、それを見つけたときは、もう感無量でした。涙も流したかもしれません。

 



今や町はずいぶん開拓が進み、今もなお人が増えています。少子高齢化もどこ吹く風です。田んぼは家になり、空き地は小学校になり、夜中に延々と聞こえていた蛙の鳴き声は、赤ちゃんの泣き声になり、周囲の様子はすっかり変わりました。

 

それでも、変わらないこともあります。

 

私が落としたのは、イルカのぬいぐるみ。宮○水族館で買ったもので、2つセットで買ったうちの片割れを落としてしまったのです。兄弟(?)生き別れになるのがあまりにも可愛そうだったので、どうしても見つけてあげたいと母にお願いしたのでした。

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 私が相方を失くしたので怒ったピンク(左)と、道端に長時間放置され痩せこけてしまった水色(右)


私は昔からずっと変わらず、可愛いぬいぐるみが好きだということです。


ちなみに母によると、私は3歳くらいの頃には既にイプーが好きだったそうです。