アニメ 魔王学院の不適合者Ⅱ 4話「精霊の試練」 補足説明・解説

今回ばかりはガチのマジでネタバレ入れていくので、絶対に4話を視聴してから読んで下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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精霊の試練・グニエールの階段

精霊の試練は前回、クリアしないと精霊王には会えないと言われたやつです。

グニエールの階段は、本当に純粋な運試しです。純粋な運試しなら、アノスにもどうにもならないんじゃないか? と思わせといて、本編でも説明があった通り根源を16等分して当たりの扉を引いた人がアノスになる、という手法でクリアしました。まあ、もう皆さんとっくにアノスにどうにもならないことなど無いことにはお気づきだと思いますが。

 

 

 

妖精の試練・隠狼ジェンヌル

この試練は、神隠しの精霊・隠狼ジェンヌルを捕まえるというもの。ジェンヌルは、「目を開けている間はそもそも実体が存在しない」という特性があります。リィナが狼の形をした光に襲われ神隠しにあったとき、リィナは「目を閉じて」いました。アノスはそれを見て、ジェンヌルが狼の形をして相手を襲い、その眩さで目を閉じた相手に対して実体化し神隠しに遭わせるという手口であることを見抜きました。だから目を閉じて、<森羅万掌>(月を動かしたのと同じ魔法)でジェンヌルを捕まえ、クリアしました。

 

 

 

四邪王族はそれぞれ何を考えていたの?

熾死王エールドメード…天父神ノウスガリアに身体を乗っ取られ中

詛王カイヒラム・ジステ…二重人格。恋人であるカイヒラムが神隠しに遭ったので、ジステは純粋に助けたかった

冥王イージェス…眼帯。アノス曰く、「融通の利かない性格ではあるが、ギリシリスと違い約束を違えることはない」。純粋に神隠しに遭った配下を助けたくて、<思念通信リークス>で共闘を持ちかけてきた

緋碑王ギリシリス…スライム。研究発表会。噛ませ

 

 

 

精霊王 vs レイ・ミサ

精霊王は、レイが、そう簡単に7回倒せる相手ではないことを知っていました。レイの強さを知っているが故に、宝剣エイルアロウによって、宝石に封じ込める戦術を取りました。

人間が使う<聖域アスク>は想いを力に変える魔法ですが、レイとミサは<聖愛域テオ・アスク>という、愛を力に変える魔法を使用しました。2000年前の勇者を知るものでも、勇者が現世で愛を知り、強くなったことは知りえない。<聖愛剣爆裂テオ・トレアロス>の一撃によって、一度は精霊王を退けたかに見えました。

しかし精霊王となったシンも精霊の力を手に入れ、元々強かったのに、2000年前よりも強くなっていました。また、勇者の剣、霊神人剣エヴァンスマナもルールによって封じられていたことも影響し、レイは敗北しミサは刺されてしまうことになりました。

 

 

 

さて、偽りの魔王と精霊王の正体がわかりましたね(原作未読でも、キービジュの後ろにいる謎の黒髪の女性が、ツインテールアホ毛であることからミサじゃないかと推測している鋭い人もいました)。

そもそもグニエールの階段を通れるのは5人という説明だったのに対し、通過した人数が合っていません(四邪王族、アノス、レイ、ミサ)。また隠狼ジェンヌルもレイとミサには試練を科しませんでした。このことから精霊王の狙いがレイかミサだったことは明白。

一般に精霊が「噂と伝承」で形作られているのに対し、半霊半魔は「生まれたての噂、弱い願望、仄かな希望」などで形作られていて、半霊半魔が成長するには、それらが育つ必要があります(この噂が消えかけて、存在が消えかけてしまうのが”精霊病”。1期でアノスが、精霊病になった半霊半魔であるレイの母親シーラを助ける為に広めた噂も、”心を込めて打った剣には力が宿る”というものでした)。

しかも、精霊は自身を形作る噂や伝承を知っているのに対し、半霊半魔には自身を形作る噂や伝承がわかりません。

しかし、ミサはピンピンしています(これは、1期でレイも指摘していましたね)。何故かというと、ミサを形作っている噂は、暴虐の魔王アヴォス・ディルヘヴィアそのものだからです。

精霊は危機に陥ったとき力が強まり、最終的には「真体」、つまり真の姿を現します(これは、1期でシーラがレイの剣になった現象で、実は説明済みですよ)。

ミサが、レイがピンチになったとき、<霊風雷矢ギガデアル>(雷の精霊魔法)とかいうよくわからない魔法を急に使い始めたのは、これが原因です。

精霊王は詛王カイヒラムを神隠し(=人質)に取り、ジステに部下に半分の魔剣(略奪剣ギリオノジェス)を持たせ、まずメルへイス(死にかけで時間止められてた人)を狙うよう仕向けさせました。これは「魔王再臨の式典の開催を通知する」役割であったメルヘイスに、アヴォス・ディルヘヴィアが偽物だったということをディルヘイド(魔族の国)中に広めさせないためです(アヴォス・ディルヘヴィアが偽物だったという真実が伝わり、噂と伝承が消えれば、ミサは精霊病になり、真体を現せなくなるから)。

ミサを魔剣でおびき出し、最終的にはミサを刺して、真体を顕現させることに成功しました。

精霊王の正体がシンであるというのは、1話で神の言葉を斬っていた略奪剣の持ち主がシンであり、略奪剣の持ち主もシンであることから、説明不要かと思います。

 

 

 

さて、なんと皮肉にもレイが広めようとした「魔王アヴォス・ディルヘヴィア」の噂によって、ミサは形作られていた訳ですが(自分で恋人を作り出すなんで、なんてマッチポンプ!)。レイは、アヴォスを討つことができるのか?

世界に、再びアヴォス・ディルヘヴィアの魔の手(魔王だけに)が迫ります。

 

 

 

 

原作既読の悩みなのですが、アニメだけ見てる人がどこまでわかってどこまでわかってないか、アニメだとどこまで説明されているか、これがわからない。アニメ勢に何がわからないのか訊いても、何がわからないのかわからないとか、全部わからないとか言われるオチだし……アレどういうことなん? とか訊いてくれたら、できる限り説明したいと思っています。